銀座はブランドビルだらけ。

なにを今さらかもしれないけど、銀座の欧州ブランドの出店はスゴイ。いつの間にかグッチ、ブルガリアルマーニのビルが聳えている。数えて行けば10指をらくに越えるだろう。10年前にはたしか80円台だったユーロが、今や170円なのだから銀座のビルだって安く見えるだろう。円安だから外人観光客も沢山沢山。
日本の前回バブルの時は、日本人が外国の不動産をどんどん買って名画もどんどん買った。その名画は投機目的だからどこかの倉庫にしまわれて、誰も見ないうちにまた海外に売られて行った。その持ち主の多くは倒産したのだから、ナゼ国が買ってしまわなかったのか。このことはお隣の主席の息子が日本に不法入国した時、拉致被害者と交換の千載一遇のチャンスだったのに帰国させてしまったことと同様に痛恨の出来事だ。
 その時代を代表する名画はタイムカプセルのようなものだから、人類にとって大切なものだ。それを大事に扱う、保存するということは、国家にとって大事な役割だと思うのだが、そーいった意識が政治家には無いように思える。ある絵画関係のパーティーで、ゼンゼンゼン首相がスピーチの冒頭で「わたしは絵のことはゼンゼン判らないのですが」と始められたのでホントーにおのろいた。芸術は教養だし、教養をないがしろにしてはならない。日本のTOPに立つ人にそれくらいのことはわきまえてほしいものだ。