梅雨明けてテレビダラダラ視聴する


 テレビがあっても見る番組がほとんどないのでつまんない。そう言い続けていても何も解決しない。それでよくよく考えてアマゾンのFire stickというものを購入した。この手の接続はとても苦手なので本当に崖から飛び降りたのよ。で、厚化粧某マダムと同じく成功したの、バンザイ。これで過去のテレビ番組、ビデオ見放題である。プライム会員だと無料のプログラムもたくさんあるので、早速見てみた。



「大統領の料理人」というフランス映画。ミッテラン大統領の料理人だった女性を描いた実話だそうで面白かった。
 まず、大統領のエラサがすごい。日本だと天皇陛下に該当する。その厨房は男性シェフの軍隊。そこに田舎のレストランの女性が大統領の私的な食事を提供するために抜擢される。つまりママの料理が食べたい、という普遍的な要求に応えることになる。50代と思われる主人公の女優がとても魅力的。彼女が初めて厨房に行くと、男たちが「見ろよ、あのババくさい格好。」と陰口を叩くのだが、パリではない、田舎の女性のファッションが興味深い。垢抜けていないが、いかにもその人らし服装に、いつも同じ珊瑚色のネックレスをグルグル巻きに着けていて印象的だ。本来、洋装にはアクセサリーが不可欠、と聞いたことがある。着物なら帯締め帯揚げと同じなのかもしれないと初めて腑に落ちた。