寒晴やおれおれ詐欺のような話

 毎日が来年に向かって突き進んでいく。
今年は旅行したい、映画も見たいと思っていたが思うようにはいかず終わっていく。ま、不満ではありません。

 最近見たDVD「鑑定人と顔の見えない依頼人

鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]

鑑定士と顔のない依頼人 [DVD]

わりと話題になったような気がして借りたんだけど、あまり後味の良い映画ではなかった。

 カリスマ鑑定人は、苦学して、その仕事に全人生を捧げてきて膨大な絵画のコレクションを秘匿している。ざっと数十億円分の価値がありそうな、女性像だけのコレクションが隠し部屋に並んでいるのは壮観で、このシーンを見るだけでも価値はあるかもしれない。その彼を劇場型詐欺で騙して作品を全部盗んでしまう、ま、美人局のお話。

 この邦題がつまんないのじゃないかと思う。
原題は「The best offer」。最高値を提示するという意味だと思う。鑑定人は最高値で恋の思い出を買ったというお話なのです。