単衣着る中秋の月見るために


夜のパーティーに、ひっさしぶりに着物を着ることにした。夏の間一度も着ていないので不安だった。だいたい着ることが不安な民族衣装って変だといつも思う。涼しくなったといってもまだ暑い。白の単衣の訪問着、裾に野の花が黒ですっすっと織リ込まれている。なんていう織物か忘れた。茶に黒の唐草模様の古バティックを仕立てた帯。紺色の帯締め帯揚げ。ぶっちゃけた話三度着直した。それでしみじみ着物を着るというのは全行程「こつ」の積み重ねだと思い知った。その「こつ」のひとつひとつを丁寧に潰して行かないときれいに着地出来ない。鏡を見て着てはいけない、と聞いたことがある。結局は「慣れ」で、近道は無い。何度も同じことを思っているが「場数」よ。



ママってば紐を巻き付けてはほどき、また巻いてはほどくんだよ。ずっと見てたけど、飽きちゃった。