山椒の実爪を出して待っている

びわをいただいた。去年も沢山いただいて食べきれないから、シロップ漬けというものにトライした。便利な世の中でネットを見れば何だって判らないことは無い。しかし、そもそも甘いものが好きじゃないのでタッパーにしまいこんだそれは、二つ程食べただけで冷蔵庫の暗闇に放置され忘れられ捨てられたのであった。所詮都会の二人暮らしだ。保存食作るのは意味の無いことなのだ。不器用なのになんでもやりたがりの私にネットは大変危険である。試作失敗の料理あまたで、まーなんとかブレイクスルーしたのは、パンだけだ。これだってドッサリ小麦粉を無駄にし、最後は友人の実技を見て会得した。ネットで見ればなんでも簡単そうだが、知る判る出来るの間には、それぞれ大きな川が流れている。失敗は経験の母、というのが現実だ。今山椒の実を漬けたいな〜、と思っている。友人にもらった京都の「鞍馬の山椒の実」というのが美味しくて、あたたかいごはんとなら、いくらでも食べられる。わざわざ錦小路で買って来てくれる秘伝の山椒なんだから、自分で出来っこないと思うが、山椒の実がわさわさ生っているのを見るとやりたがりの血が騒ぐ。どないしよう。