春は来る災害地にも銀座にも

銀座の並木通りの街路樹がいっせいに芽吹き始めた。この数日暖かく日も長くなった。忘れられない3月も過ぎてゆく。テレビでフランスの電子力発電会社が福島原発収拾に乗り出したと報道していた。人間が入れない原子炉で操作出来るロボットの映像があったが、それが日本に無かったというのが理解出来ない。作業した人が短靴で被爆したというのも信じられない。ETに出てた宇宙服のようなものを着ているんだと思っていた。知り合いに聞いたのだが原発の作業員は、前から下請けの下請けの下請け七次下請けくらいが現場作業をしている。日給5千円くらいだと言っていた。それは「苦役列車」の世界だ。本当かどうか確かめた訳ではないが、こんなことだから日本人は命が安いといわれる。震災の途端にリーダーの顔が国からも東電からも消えてしまった。ストレスは溜まるばかりだわね。