半世紀

小学校を卒業して初めての同窓会。幹事の尽力のおかげで300人のうち70名が出席。誰だかすぐ判る人、面影が徐々に立ち上がって来る人、全然判らない人それぞれである。認識出来ると50年前に戻れるけど、全然思い出せない人はただの知らないおじさんおばさんだ。不思議な感覚だった。この半世紀12才から62才までいろんなことがあった。日本の高度成長期、バブル、バブル崩壊、情報革命、プチバブルとその崩壊、そして大震災。それに添うようにして我が人生も過ぎて行く。しかしこうなるとバブルがなんぼのものだったか。海外から見れば今の日本人は余震と放射能に怯えながら薄暗い中で耐えているように見えるでしょうね。観光客もいない。銀座に外人を見掛けなくなったし地下鉄でも見ない。でも我々はこの愛しい島国で生きていく。この震災で決定的に変わるもの変わらないものがあるだろう。何を変えるか変えないかを間違えないように注意深くならなくてはいけない。防災とエネルギー、大きな国の仕事だ。ちゃんと出来るのか心配。でも日本には八百万の神様がいる。人口が1億2千万として15人に一人神様がいるんだから、と最後は安易に神頼み。