Don't come here sparrows

テレビの「俳句天国」見ていたら、しまこがやって来た。顔の下がなんだか膨らんでいる。小雀をくわえているのであった。「しまちゃん!ちょうだい!」というと尻尾を立ててベランダに出て行った。部屋の中で食べたりするとイヤなので猫ドアを閉める。外でジュギャ、ギャッ、ギャ!!と鳴き声がする。雀は死んでいないのだ。タオルを持ってシマ子のところに行き、タオルをふわっと被せたら、あわてて口を開けて雀を放してしまう。もう一回抱き込もうとするが間一髪、飛んで行った。タオルを拾って部屋に入ると、急いで駈けて来て「ニャッ、ニャッニャ〜〜ン」今の返して返して、と鳴く。返って来ないと判ると、大きく口を開けたまま床に背中をこすりつけて、不満を表明していた。フレーメン現象の震えていないような、見た事のない顔だった。とっても狩猟本能が発達しているんだわ。困ったな〜、と前夜、焼き鳥をたらふく食べた飼い主は、悩むのであった。