下駄はいて虹を渡れば音も無し

昨夜は句会。下駄、割り箸、いちご、そら豆、がお題。

苺で大苦戦。

幼子が眼を寄せて喰ふ苺かな
苺苺苺苺たねだらけ

って作ったけど納得いかない。上のはつまらないし、下のは俳句らしくないし.....。

帰宅の電車の中で思いついて、


地に落ちた苺のよふな悲しみよ


苺は床に落としちゃったりすると、ぺちゃっとして洗ってもダメな感じ。再起不能な絶望感を表してみました。なんちゃっておおげさ。しかし苺は可愛すぎて、なかなかそちらの側に立てないのが難しかったのう。
そら豆も同じようなものなのだけど、こちらはすんなり。


そら豆や愛嬌者で実もある


割り箸も苦戦。季語集を見て作ったが、先生には日に焼けたが説明になってる、他に考えて、と注意された。


日に焼けた手に割り箸の白きこと


川床や手に割り箸の白きこと


うん、下の方がいいわね。