鵬の古希の日嬉し五月晴れ

五月晴れじゃなくて寒かったけど......。

大鵬親方の古希と文化功労賞と江東区名誉区民のお祝いのパーティーに。600人もの着席の盛大な会でした。親方は結婚した時、こんな最高の幸せを他の人にも分けたい、と考えて、今日に至るまで血液運搬車を70台、巡業に行った都道府県に寄付した。文化功労賞は角界初めてだそうだ。思いつきで何かするのは誰でも出来るが息長くこつこつ送り続けたのはすごいことだ。
 「子供の時、父が白系ロシア人だったので、アイノコと言っていじめられたが、なにくそと頑張った。角界に入って、会った人が良い人ばかりだった。母親のずるいことをしちゃいかん、という言葉を守って、ここまで来れたことに感謝します。」という涙ながらの御礼の挨拶にもらい泣きしてしまった。親方のお父さんがロシア人なのはみんな知ってたけど公然の秘密だった。今回親方の口からはっきり出たのは、それだけ世の中が良くなったのかしら。もっとも今の横綱は外国人ばかりだからなー。白鵬関の「柏鵬と付けたかったが協会から認められず木偏を取った。」という挨拶にもビックリ。外人の彼が木偏なんていうのにも感心した。お隣のテーブルには、北の湖、輪島、二代目若乃花貴乃花、と元横綱がズラリで迫力がありました。思えば大鵬親方と知り合って半世紀。昔は横綱で50歳以上生きた人はいないと言われていた。長生きしてくれて嬉しい。