今月の句会
句会もまったりとしてきた昨今。ちんたらした教室に勉強の出来る子が転校してきたわ、という秋でございます。短歌のベテランの金魚さんが新鮮な空気を入れてくれてます。
今回の特選句
轢死せし蛇に紅葉の影伸びる
私はこのような情景を句には出来ませぬ。
震災ののち血まみれの昆虫記
前回は7句全部大杉栄シリーズで、これはファーブルの昆虫記を大杉栄が最初に翻訳したことに依るんだそうな。なんでもそうだが引き出しがいっぱいないと勝負出来ないわね。短歌には句会に似た形式は無いそうです。句会に最初に参加したときの興奮は一生忘れられないほどの面白さでした。でも回を重ねてくるとやはり倦怠の影が。それに人間関係の勝負のような部分も否めないし。これからどうなるのであろうか。
それはそうと今回のお題。紅葉 鹿 額
花火ドンおお本日は体育の日
鹿鳴いて八方美人の友来たる
秋晴れや靴を磨いて並べたり
唐獅子が湯浴みしている谷の秋
紅葉山今年の恋も最後の恋
ロートレック戯れの恋の夜長かな
勲章といふものありて文化の日
額の良い句が出来ないので出さなかったけど実感。
半額に心動かぬ秋の暮れ