八月の句会

沈黙を黒蝶にして解き放つ
終戦日書類音なく崩れたり
夏座敷飼ひ殺したる思ひあり
時計草アプレミディの風過ぎゆ 
みよちゃんの赤い兵児帯木槿咲く
昼の月和光の上にかかりけり 
星月夜タカラジェンヌ待ち伏せる  
 

八月ってギラリと強烈な国民のトラウマがある月ですね。日本だけじゃない。第二次世界大戦にかかわった国全部の。
その日が来る度に小さな詩を作り続けるというのも素晴しいことだなー。季語は日本人の財産です。