21世紀のビジネスモデル

テレビつけたらBSでバングラディシュのユヌス氏のことを放映していた。
貧しい人が経済的独立が出来るように少額の融資をするグラミン銀行を立ち上げてノーベル平和賞に輝いた人だ。彼の信念は世界から貧困を無くすこと。「人類は月に行きたいと思ったから行った。貧困を無くそうと思えば無くなるのです。」説得力のある言葉だ。その彼が今推進している「ソーシャル ビジネス」は出資者にお金は返すが金利は払わない。利益は貧困を無くすために使うという。実際に栄養失調の子供達を無くすためフランスの乳製品会社「ダノン」と提携してヨーグルト一個を9円で販売している。貧しいからなんでもいいというのではなく、エコであるべくソーラーパネルを電力のない地域に設置する事業も進めている。見ていてしみじみ人類に多様な文化があって良かったと思った。回教は利子というものを認めていないと聞いている。バングラディシュが最貧国で回教だという条件がユヌス氏にこの考え方を無理なく発想させたのではないかしら。資本主義にがんじがらめになっていたら無金利事業には進めないと思う。慈善事業ではないのよ。その微妙なニュアンスの違い。ソーシャルビジネスはそれに携わる人を養って成長させる。21世紀のモデルかもしれない。