本棚のほこり払って秋を待つ

 すばるさんの歌のはなし。大納得。http://www3.diary.ne.jp/user/311965/
 「そもそも他人の歌(私の場合俳句)を読んだことがないから、自分が今作った歌が似るはずがない。」という考え方は、どこかおかしいのではないか、と思っていたことの答えを書いてくれている。
 潜在的に頭の隅に残っている形の滓みたいなものが、全体を左右することは絵の場合もある。絵はこうあるべき、とか歌はこんな形で、という中途半端な知識が、作品を手垢の付いた物にする。凡人が自分の構図を持つ、ということはナマ易しいことではない。このことはもっとよく考えたい。
良い歌をたくさん読んで舌で転がして味わい尽くして愛すること。どんどん読もう。ウレシーなー。