ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

うん〜、とうなってしまう本。
なぜ、サブプライムローン問題が起こったのか良くわかる。貧乏人から、いかにして搾取するかを、日々考えている企業がある社会って....。
低所得者の好む食べ物を研究して、高カロリーのものを提供し続けた結果、貧乏なほど肥満している人間が多い。ハリケーンが襲ったとき、退去命令が出ても、ほとんどの人が車を持っていなくて、救援のバスもなかった。歩いて脱出を計った人々は、州境の橋で、隣の州の警察にピストルを発砲されて渡ることが出来なかった。そんな事実があるのだ。資本主義の行き着くところがこれなのか?