TVドラマ

昨夜寝る前に、テレビつけたら、2時間サスペンスみたいなのをやっていて、団塊の世代がナンチャラっていってる。なんで松方弘樹団塊なんだよ。私より8つくらい上のはずなのに、と思って見る。途中から見たのではっきり判らないが、筋書きはヒッチコックの「見知らぬ乗客」みたいな、偶然に知り合った、他人同士の取り替え殺人のようである。東京地検女検事というのがヒロインで謎解きをする。森本レオ下條アトムじゃなかったそうです)と松方が、フォークソング酒場のようなところで出会う。大勢の客がいる酒場の中でお互いを団塊世代と嗅ぎ付けたのは、達成感が欠落した違う目をしていたからで「おまえらのように、何でもある世代にはわからねーだろう。」なーんて、松方弘樹がトリックがばれた時言うんだけど、それは違うだろう。私たちの時代はまだ貧しかったけど、どんどん上昇気流乗って行く時代でもあった。「浅間山荘事件」のフィルムが背景として、何度も出て来たけど、それに全てのわれわれ世代がコミットしたわけでもない。学園紛争で勝利しなかったことを一生引きずる人生でまとめるなんて、安直すぎる。でも、年下の世代にこんなふうに思われているのね。だいたい団塊なんてゴミの固まりみたいに一生言われて失礼しちゃう、堺屋太一許すまじ、と思ってるゴミの一粒がここに猫と住んでいる。