人物画など



昨夜は佐久間公憲先生のオープニングパーティーでした。http://www.ichimainoe.co.jp/gallery/index.html バレリーナの絵はデッサン力なくして描けません。 鉛筆デッサンのコスチュームの白いレースが浮き出すようにきれいで、その白い部分は紙の色を残したものだ、と頭では判っても、どーやって描くのだろうと、じーっと見入ってしまいました。クラシックな魅力のある作品です。見にいらして下さいね。

 スペインで30年以上絵を描いてる加藤力之輔さんと話したこと。人物画のモデルは大事。ティッツァーノは妊婦を好んでモデルにしたとか。そーかー、あのお腹のふくらみはそうだったのね、と腑に落ちる。日本の学校では石膏デッサンから実物に移るけど、日本人と外国人では体の作り方が違うから無理がある。日本の裸婦は楢重が一番とルーブル学芸員も言っている。楢重好きの私は嬉しい。カンバスは帆布の意味だけど、これはオランダで始まった。それまでは板に油やフレスコで描いていたが、パトロンがベニスに移り、ベニスの大邸宅の壁面にはもっと大きな絵が必要になったのでカンバスに描くようになった。勉強になりました。