蓋をして瑞穂の国は冬ざれる

広島県が全県民PCR検査を実施することにしたら、陽性者がドンと出て収容する場所がないから止めるべきだという意見が出たそうである。
陽性と判明しても自宅待機の人が大勢いるのが現実なのに、何を言っているのだろう。見ぬもの清し、と思いたいのだろうか。
検査しない限り自分の状態がわからない。陰性なら心安らかに生活できる。陽性とわかれば仕事を休む、学校を休む、外に出歩かない、という判断ができる。そおいうクリアな状況になって、初めて自宅待機、そのための手順、医薬品の配布、ホテルの確保など具体策がとれるだろう。今はみんな疑心暗鬼で生活をしている。
ここに至るまで1年あったのだ。何もしていないのではないか。
前の戦争で、食料も持たせずに南の島に出兵させたことを忘れたのだろうか。

風まかせ、神風待ち。

日本の神は風なのだ。