2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

黄金週間受け身の娯楽で楽しもう

ウッディーアレンの映画で、アニーホール以後、初めて面白いと思った。何といってもパリの町の映像だけでも素敵。そこをタイムスリップして行くというのも、アナログな方法でのんびりしていて楽しい。台詞が多くて面倒くさいのはいつものとおりだけど、おす…

山桜先に咲いたら先に散る

六本木の東京新美術館のエスカレーターで、後ろの人が「スゴイ建物ですなー、民間だったら極力金がかからないように必死で考えるが税金で作るとね〜〜〜。」と話している。確かにこの建物は吹き抜けだしガラスの壁面だしメンテナンスは大変だろう。だけど、…

本年は創業45周年月刊誌500号の年なりき

で、読者のお葉書を沢山いただいている。まとめてクリッピングしたコピーを読んでいて、どんどん頭が下がって来て机の下に潜り込みたいほどありがたいと思った。旅には行けないので絵の中で想像力を膨らませて楽しんでいる、掲載作を模写している、何を描い…

子役には勝てない柿葺落しでも

新歌舞伎座に行きました。 一部の出し物は、最初の二つが踊り。「お祭り」は三津五郎が驚くほど勘三郎にそっくりで、一瞬「生きてたの!」って思ったくらいだった。花道から駆け込んでくる勘九郎と長男の七緒八、七之助、パッと花が咲いたようだった。まだ言…

サラサラと母の匂いや夏の衣

今日は涼しい。大島着て来てちょうどいい。冬に大島着ていたら「寒くないすか。」ってキモノ屋のダンナに言われた。「だって暑い所で織られているものですからね。」と言うのだった。それは冬に着るんじゃないよ、って遠回しに言われたのよね。それでつらつ…

初夏や流行のバッグで銀座通り

3000円で買ったバッグ、とっても軽いので気に入って毎日持っている。しかしこのひと月の間に色違いのバッグ持っている人と二人すれ違った。私のは白黒だが、グレーとピンク、白と茶色。同じもの持っているとなんだかバツが悪いのはなぜだろう。ヴィトンとか…

春愁やよくわからないTPP

昨日の東京新聞の書評。赤瀬川原平の「利休ー無言の前衛」。 映画「利休」の脚本を書くためにそれまで無縁の茶道に近づいた著者は「お茶を入れる、その入れ方が次第に儀式化していくというのは、生きていることの不安によるものではないか」と記述する。評者…