2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

気の遠くなるまで生きて耕して   永田耕一郎

昨日書いた「NHKスペシャル」みたいな句だな。 これもね。生きかはり死にかはりして打つ田かな 村上鬼城 俳句を作るのは面白いけど、自分の句より遥かに良い句がゴマンとあるの。 絵を描くのだってそうだ。それでもたまにこれは、というものが出来ることがあ…

暑さ寒さも彼岸まで

とはよく言ったものだ。 昨夜の9時からのNHK、宮崎県の87歳になるおばあさんのドキュメンタリー。深い谷間の土地(五千ヘクタール)を7カ所くらいに分けて順々に野焼きする。焼いた場所からは新しい芽吹きがあり30年経つと森になる。30年目に木肌を削…

面白きことも無き日よ秋刀魚焼く

今月の句会枝豆 茄子と干しえびの煮浸し ピーマンとカシューナッツの炒め物 揚げ出し豆腐 金目鯛の塩焼 メンチカツ 炊き込みご飯3種 栗ごはん 松茸ご飯 鮭ご飯 巨峰 Tさんのお父上が釣った金目鯛、ウロコを取ってお腹を出して筒切りにしてロースターでこんが…

足るを知る時はいま

東京おぼえ帳 (ウェッジ文庫)作者: 平山蘆江出版社/メーカー: ウェッジ発売日: 2009/02/01メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 44回この商品を含むブログ (17件) を見る 7月3日の日経文化欄、北村薫氏の「蘆江の鞭」から引用する。 東京名物のひとつに太々餅…

ゆるゆると走る銀座よ秋凉し

前から一度乗ってみたいと思っていた自転車タクシーに乗った。人が走るくらいの速度でゆるゆると銀座を流す。3、4年前はよく見掛けたけど最近は観光客が減っていることもあり滅多に見かけない。村田先生の奥様と、我々はきっと中国人の金持ちに見えているに…

今日から村田省蔵先生の個展です

昨年の日展出品作品 村田先生と当社は創業の頃からのお付き合い。流石画業60年の油絵は素晴らしい。円熟という言葉がぴったりだ。写実に留まらない心象の技とでもいうのか、是非多くの方に見ていただきたい。 今回の個展「金の美」という金沢美大の同窓生…

馬追いが跳ねて逃げゆく銀座かな

ビルの壁に止まっている大きくておなかの辺が赤い虫、触ったら跳ねて行っちゃった。やっと長い台風も去って今日は爽やか。それでも銀座は人出が少ない。デパートも中国人観光客がめっきり減って去年は人ごみを縫って歩くのも難儀だったのが嘘のようだ。賑わ…

ナイターやビール高くて雲低し

週末の台風接近中の神宮球場巨人ヤクルト。な〜んと紙コップの生ビールが750円だ!おかわりする気にはならなんだ。久しぶりの野球で知っている選手が3人くらいしかいない。どうやって応援するんだと思うかもしれないが、うちは子供の時からアンチ巨人とい…

島田紘一呂猫お待ちしてます8日まで

よく似たポーズを探したけど なかなか無いものだ これなんか今にも動きそういつも動いてる

沖縄やゴーヤの種は赤く濡れ

9月になると気分は年末に向かう。四季のある国は慌ただしい。ベランダの緑のカーテンも葉を落とし始めた。左端がフウセンカズラ次ゴーヤ、全体にぼうぼうとした葉っぱは昼顔なのだが一つも花をつけなかった。ゴーヤも手の平にすっぽり入るくらいの実が十個…

芸術の秋はじまりぬ六本木

アサイチで国立新美術館の二科展に。311の影響の見える作品が多く、また力の入った絵も多いように思った。見ている私の意識も変わっているのか訴えて来るものに素直に応じられた気がする。3階までのスペースをほぼフルに使っての展示で平日午前だから空いて…

台風や煎餅湿気て雨ふらじ

大雨だ大雨だと天気予報はいうが雨が来ない。じめじめと暑い。ぱーっと降ってほしい。朝築地のオフィスで会議の後、場外市場を通り抜けて鮭の切り身と鱈子を買う。デパ地下で買う半値くらいではなかろうか。このまま帰宅するなら鮪の冊もわさびも花鰹も松茸…