2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春なのにおでん食べたい昨日今日

最近どうも「おでんや」が増えたような気がしてならない。銀座でも恵比寿でも、あれ!こんなとこに?と思うような場所に店ができている。それも屋台なんかじゃなくて立派なしつらえなのだ。不景気だからかしら。おでんは日持ちするし、と考えてハタと思いつ…

托鉢の僧春の雑踏に

メトロの出口で托鉢している。ときどき見かけるけど、はてな??という気持ち。その私の疑問に応えるように、隣を歩いている人が奥さんに向かって「人の施しを受けるのも修行なんだよ。」と言っている。なるほどね〜。前に聞いたことがあるように思うが、実…

春の闇百年前の恨みかな   怖かった話

人形町近くに住む友のところに押しかけて飲みに行く。今回、事務所を移すとき、真剣に人形町を考えた。子供のとき浜町に住んでいたので、また下町もいいなと思った。ほぼ決めかけた物件があって、ま、念のためと方角をみてもらった。その物件に入ると「あっ…

春眠や夢哀しくて猫を抱く

乳白色に光る駅のホームで電車を待っている。鞄を遠くのベンチに置いていて、電車が近づいてくるから取りに行くのだが、全力で走っても間に合わない。乳白色の電車に乳白色の人々が乗り込んで行って、私はホームに取り残される。乳白色のトンネルが電車がや…

春雨や着物姿の銀座かな

東京は冷たい雨。その雨のなか、ブロ友のWMさんとお友達のKさんが画廊に来てくれました。きものつながりなので、みんな着物。とても素敵な着姿で、私もまだまだ修行せねばと思いを新たにしました。初対面でもブログ読んでいるので旧友に会ったようです。昔な…

春冷えや枕取られて夢覚めぬ

じゅうべいが、シマコをなめ落として枕を占拠してしまった。夜中にはみ出しそうに大きい黒い奴が隣に寝ている。 その結果、私がまた、シマコの帽子をかぶるハメになった。どうすればいいのだろう?ベッドが枕だらけで寝れなくなっちゃう。

春なのに離したくないフリースよ

我ながら美豚とはよく名付けたり。

それぞれに歳をかさねて昼の春

昔の会社の同期会。女性ばかり10人が集まった。30年以上会っていなかった人も、旧姓で呼び合って、顔の下に当時の制服を重ねているうちにすっかり二十歳代の気分になる。色んなことがあっただろうが、みんな前向きで素晴しい。押し花、パン、料理を教え…

春の風へアーピンをとめなおす

あったかいんだかなんだか、よくわからない季節。毎年何を着るか全女性が悩む季節。着物も冬から春に変わる時季なのであろうが、春らしい手持ちって無いんだもん。しょっちゅう着てる伊兵衛の着物と青田五郎さんの帯。これ以上締めやすい帯は無い。だからこ…

春情と景気はいっしょにやってくる

カウンター割烹。我々以外に一組、絵に描いたような同伴ペア。「おいし〜。こんなに美味しい物食べさせてくれてありがとう。」 「パパを一番愛してるわ。」「ちゅっ!」「板さん、今キスなんかしなかったよなー」(デレデレ)。わー、見るともなく見ちゃう。…

短尾で光源氏か猫の恋

広重の猫の表紙のノート。見事に尻尾が短い奴ばかり。左下から二番目だけが十兵衛くらいの尻尾。考えてみれば猫は犬のように尻尾を振らないから長い必要は無いわね。日本の猫は実用主義なのかしら?英語でもわざわざJapanese pop tailって言うくらい固有のも…

大島で花粉撃退はかるなり

いったん出るとくしゃみが止まらない。目も鼻も痒い、つらい季節。 大島ってつるつるしているので、よいようだ。母が亡くなる前に、この着物を呉れそうになって、「でもまだママが着るわ。」と言って箪笥にしまった。愛着があったのだろうが、着ているのを見…

地下鉄の人

八十歳位くらいの女性。ベージュの毛糸のコートに黒のパンツ、紅茶色のミンクのボンボンが沢山ついた襟巻き、黒の花が飛んだチュールのベールで白髪を包み、黒のベルベットの手袋と黒のフリルがついたスエードの靴。茶色のナイロンバッグとフェンディの傘。…

余生をばアナログ時計で刻みたき

20年はここにあるデジタル時計。字が大きくてすごく気に入ってるんだけど。 あれはなんだ?ネコには無用のものよ。 銀座松屋のデザインフロアーを歩いていて、この時計に引き寄せられちゃった。一晩寝ても欲しかったので買う。旭川の若い木工作家の時計でし…

香しきパンの匂いや春の朝

スバルさんに教わった、白神山地の天然酵母を使ってパンを焼いた。この酵母菌銀座の東急ハンズで売っていた。イースト菌使うより数段美味しく出来た。イースト菌の臭みが無い。生地がもっちり出来る。捏ねる時、叩き付けてはいけない、というので疲れない。 …

しのぶればコマツかヒタチかキャタピラー

鶉ちゃんのブログで映画キャタピラーは乱歩の芋虫を翻案したものだと知った。http://chidori.kimonomichi.com/ 道理で若松孝二監督だったんだー、と腑に落ちた。う〜ん、私は見ないわね。 海外で評価される日本ってエログロロリコンに偏っているように思うの…